文禄・慶長の役は１６世紀末、豊臣秀吉によっておこされた朝鮮半島、中国大陸への進出をめざした戦争です。文禄元年(1598)から、秀吉の死をもって終りを告げる慶長３年までの７年間はその後双方の歴史に深い爪痕を残しました。 　戦いには全国の諸大名のほとんどが参戦。朝鮮半島に近く天然の良港をひかえた肥前名護屋の地にきわめて短期間のうち一大都市が造り上げられました。 　そしてこの都市の中核となるべく築城されたのが名護屋城です。

今から４００年前、豊臣秀吉が起こした文禄・慶長の役により、それまで長い歴史の中で築き上げてきた、日本列島と朝鮮半島との交流関係は、ぷっつりと途絶えてしまいました。 現在この戦争の舞台となった名護屋城と、全国から集まった諸大名の陣跡は「名護屋城跡並びに陣跡」として国の特別史跡に指定されています。 名護屋城博物館はそうした過去の史実の反省の上に立ちながら、日本列島と朝鮮半島との交流の歴史を紹介し、これからの双方の交流・友好をはかってゆくことをテーマとして、広大な遺構の一角に建てられたものです。

東松浦半島の最西北端に位置する波戸岬は、「玄海国定公園」「玄海海中公園」に指定される一大リゾートエリアです。日本海側では唯一の海中展望塔をはじめ、海水浴場やキャンプ場、国民宿舎など、見て、食べて、遊んで、泊まれる施設が盛り沢山あり、家族みんなで一日たっぷり楽しめます。 また、ここから眺める夕日はとってもきれいで、大きな夕日が玄界灘に沈んでいく様子にはきっと誰もが感動します。そして、いつの日か必ずこの地を訪れます。

四季折々の茶花が迎えてくれる情緒ある茶苑
そのむかし名護屋の地では、全国から集まった諸大名が連日のように茶会を催したと伝えられており、日本の茶の湯に親しんでもらおうと町立茶苑「海月」を平成６年４月開苑。 広々とした茶室で一服すれば、四季を彩る草花や鳥のさえずり、潮の香り、そよ吹く風、庭を流れる水の音などが訪れる人を優しく迎え、心をなごませてくれます。 また、日曜茶会や歳時記の茶会も開かれており、誰でも気軽に普段着のまま参加できます。

透明な海中は神秘な世界
玄海海中展望塔は九州本土の最西北端の波戸岬に位置し、日本海では唯一の海中展望塔として昭和４９年１２月１日にオープンしました。 海中展望塔は波戸岬の陸地から８６ｍの桟橋でつながれ、高さ２０ｍ、直径１０ｍの展望塔です。海上デッキからは、玄界灘の島々を見わたし、海中展望室では海底散歩が楽しめ、この海中展望室には２４個の海中窓があり、そこから熱帯魚や海藻、貝類が自然のまま見られる。

波戸岬の楽しいスポットの一つが、ここ「波戸岬キャンプ場」です。 キャンプ５０、オートキャンプ３５のテントサイトとオートキャンプ場を備え、 釣りや海水浴、磯遊びなど波戸岬の自然を満喫できます。 キャンピングカーじゃなくても楽しめます。